増子幹事長「3党の枠組みで接着剤に」民進が立憲、希望との連携を説明 北関東ブロック会合で

「3党の枠組みで接着剤に」民進が立憲、希望との連携を説明 北関東ブロック会合で
2017.12.4 08:30
http://www.sankei.com/smp/politics/news/171204/plt1712040010-s1.html

 民進党は3日、さいたま市内で北関東ブロック(埼玉、茨城、群馬、栃木)の県連役員らが集まり、分裂後の状況や今後の地方組織の在り方について意見を交わした。
会合には同党の増子輝彦幹事長も参加し、地方議員の規約改正や平成31年の統一地方選参院選に向けて、立憲民主党希望の党との連携について、党の方針を説明した。

 増子幹事長は会合で県連役員らに「1年半後の統一地方選に向けて勝つための態勢をつくりたい」と語った。そのために地方議員が各県連の総支部長に就くための規約改正の手続きを進める考えを示した。
さらに「立憲と希望との接着剤となり、(統一地方選に向けて)3党の枠組みをつくりたい」と述べた。同党は来春の党大会までに明確なビジョンを示すという。

 民進の地方組織は混乱している。これまでは各県連のもと、衆院小選挙区ごとに総支部を置き、候補者が総支部長を務めてきた。
10月の衆院選で候補者が立憲、希望、無所属に分裂したため、参院議員と地方議員が取り残され、総支部長が不在の総支部が多い。

 会合では民進の支持率が低く、このままでは党がなくなるとの厳しい意見も出たという。会合後、県連の神崎功幹事長代理は記者団らの取材に応じ、「早く党のビジョンを明確にしてほしい」と話した。