将棋加藤一二三九段、日めくりカレンダー発売をPR

「ひふみん」と呼ばれ人気の将棋の加藤一二三・九段(77)が3日、都内で、自身初の日めくりカレンダー
「よろこんでいきる まいにちひふみん」の発売イベントに赤いハットに赤いスーツで登場した。
先月2日の胆石性急性胆のう炎の手術から約1か月、元気な姿を見せた。

 今年6月の現役引退後、芸能界入りして一気にブレイク。「ひふみん」の愛称は「2017 ユーキャン新語・流行語大賞」でトップテン入り。
今月1日の表彰式はスケジュールの都合で欠席したが、この日は「うれしいです。手術をしてくれた先生が『加藤先生、
大賞候補に入りましたね!』と言って一番関心を持ってくださってます」と笑顔で話した。

 流行語大賞にとどまらず、あの松岡修造と同様、日めくりカレンダーを発売するまでになった。カレンダーには、
77年間で培った人生観やクリスチャンとしての考え方を背景にした31の人生訓が各日1つずつ記されている。
仕上がりについて「初めての体験で極めて満足。あまり押しつけがましくない形になってる」とにっこり。
一番好きな言葉に「人生で一番幸せな瞬間は、これからやってくる」を挙げた。

 「神武以来」と称された天才棋士の77歳の転身。現在は仙台白百合女子大客員教授に就任し講演したり、テレビやCM、
イベント出演などに引っ張りだこ。9月には「PPAP」を大ヒットさせたピコ太郎をプロデュースした古坂大魔王(44)から新曲
「ひふみんアイ」の楽曲提供を受けた。「今年一年で一番うれしかった。古坂先生が、私の棋士人生を歌詞に織り込んでくれた。
音楽的に名曲」と絶賛。喜びがあふれてきたのか、同曲の一節を大声で歌唱し、周囲を驚かせた。

 “ひふみんフィーバー”の一年。漢字で表すとどんな文字かと聞かれると「『飛』ですね。大きな飛躍を希望できるので」と胸を張った。

 ◆著名人の日めくりカレンダー 近年の最大のヒットは、元プロテニス選手・松岡修造氏の「まいにち、修造!」(PHP研究所)。
2014年に発売されて、1年で累計100万部を突破した。同社からはこれまでにサッカーのFW三浦知良
「日めくり KAZU魂のメッセージ 底力」やアップル創業者、故スティーブ・ジョブズ氏のものを発行している。
ロングセラーの代表は書の詩人、故・相田みつを氏のシリーズ。その他、作家・瀬戸内寂聴氏ら人生を達観した人物のものが多いが、
中には藤田ニコルの「まいにちにこるん」(東京ニュース通信社)などタレントのものもある。

12/4(月) 7:03配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171203-00000257-sph-ent
画像 日めくりカレンダーの発売イベントに出席した加藤一二三・九段
https://amd.c.yimg.jp/amd/20171203-00000257-sph-000-1-view.jpg