サッカー<高校サッカー選手権予選>出場全48校がついに出揃う! 最後の切符は神奈川の桐蔭学園がゲット!

12月3日、全国高校サッカー選手権・神奈川予選の決勝が等々力陸上競技場で行なわれ、桐蔭学園桐光学園が対戦。実力伯仲の好ゲームは前者に軍配が上がった。
 
 前半により多くのチャンスを掴んだのは桐蔭学園だった。桐光学園の激しいフォアチェックにさらされ、自慢のパスワークを封じ込まれながら、前半15分にカウンターから、16分にはCKから決定機を掴む。さらに38分にもリスタートから好機を迎えた。だがそのいずれもGK丸山拓郎のファインセーブに阻まれ、均衡を破れない。かたや桐光学園は左サイドの主将・田中雄大を軸にアグレッシブな姿勢を打ち出したが、こちらも決定打は放てず、スコアレスのまま前半を折り返した。
 
 後半もがっぷり四つの展開で、互いにスタイルを追求。桐光学園がお得意の人海戦術で、高速アタッカーの倉持快らを矢継ぎ早に投入してギアを上げると、桐蔭学園も宍戸晃瑶、金子大樹の2ボランチを中心軸にポゼッションを強化しながら、遅攻と速攻を巧みに組み合わせていく。膠着したままゲームは終盤戦に突入し、迎えた28分、試合が動く。桐蔭学園は主将のCB原川凌太朗が2枚目の警告を受けて退場。形勢は一気に桐光学園へと傾いた。
 
 だが、それでもゴールは生まれない。桐蔭学園はチーム一丸となって粘り強く防波堤を築き、延長に入っても決着は着かなかった。運命のPK戦。双方全員が決めるなか、桐光学園は5人目のキッカー、田中が枠を外してしまい……。この瞬間、桐蔭学園の14年ぶり9回目の出場が決まった。
 
 これで本大会出場の全48チームが出揃った。大会は12月30日に開会式・開幕戦が行なわれ、1月8日に埼玉スタジアムで決勝を迎える。1・2回戦の組合わせは以下の通りだ。
 
【開会式】
12月30日(土)
駒沢陸上競技場(12:40~)
 
【1回戦】
12月30日(土)開幕戦
駒沢陸上競技場
関東一(東京B)vs佐賀東(佐賀)
 
12月31日(日)
中京大中京(愛知)vs長崎総科大附(長崎)
清水桜が丘(静岡)vs高川学園(山口)
北陸(福井)vs日章学園(宮崎)
日本文理(新潟)vs立正大淞南(島根)
旭川実(北海道)vs宜野湾(沖縄)
秋田商(秋田)vs神村学園(鹿児島)
昌平(埼玉)vs広島皆実(広島)
明秀日立(茨城)vs高知西(高知)
星稜(石川)vs松山工(愛媛)
実践学園(東京A)vs滝川二(兵庫)
帝京大可児(岐阜)vs徳島北(徳島)
山梨学院(山梨)vs米子北(鳥取
仙台育英(宮城)vs高松商(香川)
富山一(富山)vs東海大星翔(熊本)
尚志(福島)vs東福岡(福岡)
 
【2回戦】
1月2日(月)
青森山田(青森)vs草津東(滋賀)
流経大柏(千葉)vs大分西(大分)
遠野(岩手)vs作陽(岡山)
三重(三重)vs矢板中央(栃木)
大阪桐蔭(大阪)vs羽黒(山形)
上田西(長野)vs京都橘(京都)
桐蔭学園(神奈川)vs一条(奈良)
初芝橋本(和歌山)vs前橋育英(群馬)

つづく

12/3(日) 15:57配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171203-00033294-sdigestw-socc