サッカー新体制ミラン、開幕14連敗のベネベントと引き分け 終了間際にベネベントGKが同点ゴール

2017年12月03日(Sun)22時37分配信

ミランジェンナーロ・ガットゥーゾ監督【写真:Getty Images】

【ベネベント 2-2 ミラン セリエA第15節】

 イタリア・セリエA第15節の試合が現地時間の3日に行われ、ベネベントとミランが対戦した。

 上位争いから引き離されて苦しい戦いが続いていたミランは、前節トリノ戦を終えたあとモンテッラ前監督を解任。下部組織でコーチを務めていたガットゥーゾ氏を新監督に昇格させ、アウェイでの最下位ベネベント戦で初陣を迎えた。

 ここまで開幕から14連敗と記録的な低迷ぶりを見せていたベネベントからなんとしても勝ち点3を獲得して弾みをつけたいミランは、38分に先制点を奪うことに成功。右サイドのスローインからゴール前での混戦となり、最後はボナベントゥーラがダイビングヘッドで新体制初ゴールを押し込んだ。

 だが後半立ち上がりにはベネベントも反撃に転じ、50分に試合を振り出しに戻す。レティツィアの強烈なミドルシュートミランの守護神ドンナルンマが見事な反応で防いだが、こぼれ球をプスカシュが押し込んでスコアは1-1に。

 その7分後、ミランは再びリードを奪う。CKからの展開で、右サイドの深い位置でボールを持ったボナベントゥーラがクロスを上げると、ファーポストから飛び込んだカリニッチがヘディングで押し込んで2-1とした。

 75分にはロマニョーリが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、数的不利での戦いを強いられたミラン。それでも1点リードを守り抜くかに見えたが、後半アディショナルタイムも終わろうとするところでまさかの展開が待っていた。

 左サイドでFKを獲得したベネベントはカタルディがクロスを上げると、そのボールに飛び込んだのは前線に上がっていたGKブリニョーリ。ヘディングで劇的な同点ゴールを奪い、ミランの新体制白星スタートを阻むとともに、ベネベントの開幕からの連敗を14で止める記念すべき初勝ち点をもたらした。

【得点者】
38分 0-1 ボナベントゥーラ(ミラン
50分 1-1 プスカシュ(ベネベント)
57分 1-2 カリニッチ(ミラン
90+5分 2-2 ブリニョーリ(ベネベント)

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