大学ラグビー明大が29-19で早大撃破 明大が2位扱い、慶大が3位扱い、早大が4位扱い/関東対抗戦

関東大学ラグビー対抗戦は3日、伝統の早明戦と慶大-青学大の2試合を行い、全日程が終了した。93度目を迎えた早明戦は明大が29-19で勝利。対抗戦通算は明大の38勝2分け53敗となった。

 満員の秩父宮。前半5分、早大が明大陣で連続攻撃を仕掛け、17次攻撃でSO岸岡智樹のパスを明大CTB梶村祐介がインターセプト。そのまま75メートルを走り切り、中央に先制トライを奪った。SO堀米航平がゴールに成功し、7-0とした。

 早大は10分、ゴール前ラインアウトをモールにして押し込み、HO宮里佑樹がトライ。SH斎藤直人のゴールで7-7に追いついた。

 18分に明大は堀米が縦に鋭く抜け、ゴールラインに迫ったが、早大FB桑山聖生に足を払われ、グラウンディング寸前にノックオン。だが29分、ラックサイドを鋭く突破したSH福田健太からパスを受けたNO・8朝長駿がトライ。堀米のゴールで14-7と明大が勝ち越し、前半はこのまま終えた。

 後半6分、早大は連続攻撃から最後は桑山がパワーで押し切り左隅にトライ。斎藤のゴールは外れたが、12-14と迫る。明大は13分、ラインアウトからの左展開でBKが好走。堀米-梶村-CTB鶴田馨で突破。さらにFB山沢京平-WTB山村知也と渡り左隅に飛び込んだ。19-12とリードを再び7点差とする。さらに22分、早大ゴール前スクラムを押し、FWでラック。福田がサイドを突いてトライを追加(堀米ゴール)して26-12とした。

 劣勢の早大は連続攻撃を仕掛け、35分、トライ寸前の岸岡に山沢がハイタックルしてペナルティートライ。19-26と迫ったが、その2分後に交代でSOに入った明大の忽那鐘太がPGに成功。29-19とワンチャンスでは届かない点差にして試合を終えた。

 慶大は青学大を119-5と圧倒。5勝2敗で早慶明が並び同率2位となった。大学選手権に向けては3校間の当該対戦も1勝1敗となったことで、対抗戦7試合の総得失点差で明大が対抗戦2位扱い、慶大が3位扱い、早大が4位扱いとなる。青学大は1勝7敗で7位となり、入れ替え戦に回る。

2017.12.3 16:40
http://www.sanspo.com/rugby/news/20171203/uni17120316400003-n1.html