陸上福岡国際マラソン 大迫傑、日本人トップの3位でGC出場権獲得 モーエン(ノルウェー)が欧州記録を更新する圧巻の走りで優勝

20年東京五輪の男女マラソン選考大会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の選考会を兼ねた、
福岡国際マラソンは3日、福岡市内の平和台陸上競技場発着で行われ、
2度目のマラソンとなった大迫傑(26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が2時間7分19秒で
日本勢最高の3位に入り、GC出場権を獲得した。

 ソンドレノールスタッド・モーエン(26=ノルウェー)が2時間5分47秒で初出場初優勝を果たした。

 レースは折り返しを前に公務員ランナー・川内優輝(30=埼玉県庁)、今大会で初マラソンに挑戦する
「3代目山の神」神野大地(24=コニカミノルタ)らが先頭集団から遅れ、佐藤悠基(31=日清食品グループ)、
深津卓也(30=旭化成)、竹ノ内佳樹(25=NTT西日本)も30キロ手前で脱落。
日本選手で先頭集団に残ったのは国内初マラソンの大迫のみとなった。

 4人の先頭集団から35キロ過ぎにモーエンが仕掛けて先頭に。
大迫はスティーブン・キプロティク(28=ウガンダ)に抜かれたが3位で踏ん張り、そのままゴールのテープを切った。
(タイムは速報値)

▽マラソン日本代表の選考方法 19年秋以降に開催予定の「グランドチャンピオンシップ(GC)」で男女各2人を決定。
残る1枠は19年冬から20年春までの男女各3大会「GCファイナルチャレンジ」の記録最上位に決まる。
今夏から19年春まで行われる「GCシリーズ」で大会の条件をクリアすることでGC出場権を得る。
ワイルドカードとして国際陸連公認競技会で条件を満たすことでもGC進出が決定する。
今年8月に行われた北海道マラソンで、男子の村沢明伸(26=日清食品グループ)、女子の前田穂南(21=天満屋)が
GC出場権を獲得している。

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/12/03/kiji/20171203s00057000188000c.html