漂流新潟市沖で木造船2隻が漂流 ハングルと数字 乗組員の姿はなし

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171204/K10011246311_1712041945_1712042007_01_02.jpg

朝鮮半島から来たと見られる木造船の漂着が相次ぐ中、4日午後、新潟市の沖合で、木造船2隻が漂流しているのが相次いで見つかり、新潟海上保安部が詳しい状況を調べています。

4日午後2時前、新潟市西蒲区の角田岬から北西に8キロ余りの海上で、木造船が沈みかけた状態で漂流しているのを海上保安部の航空機が見つけました。

新潟海上保安部によりますと、木造船は全長およそ10メートルで、船首部分には赤い色でハングルと数字が書かれているということです。乗組員の姿は見られないということです。

一方、4日午後3時ごろ、新潟市西区の新川漁港から北北西に18キロ余りの海上でも、木造船が沈没しかけた状態で漂流しているのを新潟県の漁業取締船が見つけ、第9管区海上保安本部に通報しました。

新潟海上保安部によりますと、木造船は全長およそ8メートルで、船首部分に数字が書かれているということです。

海上保安部によりますと、4日に見つかった2隻はいずれも沈みかけていて、船内には入れず、巡視艇でえい航することもできないということで、海上保安部は、付近を航行する漁船に注意を呼びかけています。

新潟県では先月から佐渡市の沿岸でハングルが書かれた木造船の漂着が相次いでいます。

配信12月4日 20時04分
NHK NEWS WEB
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