テレビ張本氏「貴ノ岩も引退するんじゃないか」 日馬引退余波を心配

野球評論家の張本勲氏(77)が3日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)の名物コーナー「週刊・御意見番」に出演。
暴行問題を起こし現役を引退した大相撲の元横綱日馬富士(33)について、「予想されたけどもう少し、幅を持たせてもらいたかった。
1場所休ませるとか降格とか。それでも本人がやめるというなら、やめさせてもよかった。どちらにせよ、暴行を加えると、一生を駄目にする」
と残念がった。

 日馬富士は秋巡業中の10月25日深夜から26日未明にかけて、鳥取市内のラウンジで同じモンゴル出身の幕内貴ノ岩(27)に暴行を加え、
表面化から16日後となる先月29日に、引責引退の道を選んだ。

 同日は初場所(来年1月14日初日、両国国技館)の番付編成会議が行われていた。引退発表が遅れれば、初場所の番付表に「横綱日馬富士」が
載ってしまう。「汚名」を残さず、けじめをつけた形となった。

 不祥事が原因で引退した横綱は戦後4人目。史上6位の幕内712勝の実績を残し、日馬富士は平成24年に第70代の横綱に昇進して迎えた
九州場所で相撲人生にピリオドを打った。17年ぶりに誕生した4横綱時代は、わずか5場所で幕引きとなった。

 その一方で暴力を振るわれた貴ノ岩には、「まさか横綱が引退するほどの問題になるとは、思っていなかったのではないか」と前置きした上で、
貴ノ岩も引退するんじゃないか。被害者だけど生意気な態度を取ると、こんなおとなしい私でも怒りますよ」と心配していた。

サンスポ
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