サッカー<J1昇格プレーオフ決勝展望>名古屋か福岡か…ともに1年でのJ1復帰を目指す対称的なチーム同士の1戦

J1昇格プレーオフ決勝(3日、豊田ス)は、ともに1年でのJ1復帰を目指す対称的なチーム同士の1戦となった。J2全22チーム中最多の85得点を誇る年間3位の名古屋グランパスと、優勝した湘南ベルマーレと並んで最少タイの36失点の堅守を誇る4位のアビスパ福岡が激突する。

 名古屋は、準決勝で6位のジェフユナイテッド千葉と対戦。先制を許すも、FWシモビッチのハットトリックなどで、今季リーグ戦では2敗の難敵・千葉に4-2で完勝した。一方、福岡は今季、1勝1分けと分のいい5位東京ヴェルディと対戦。前半14分のMF山瀬功治のゴールを守りきり1-0で完封勝ちした。

 決勝はボールを回し、つなぎ、選手が連動して次々と相手ゴールに襲いかかる名古屋の攻撃サッカーと、3ラインをコンパクトにして、各選手がしっかり連動、スライドし、相手の攻撃の芽を摘んでいく福岡の守備とのせめぎ合いになりそうだ。

 名古屋FWシモビッチは、千葉戦で199センチの長身を生かした高さに加え、足元のうまさも見せた。福岡の守備陣がシモビッチを抑えれば、逆に上位6チーム中、最多の65失点の名古屋の守備を突く可能性は高い。そのキーマンは、今季得点ランク3位タイの19ゴールを挙げたFWウェリントンだ。

 年間順位で上回る名古屋は、ホーム豊田スタジアムで引き分けても昇格が決まる。1点をせめぎ合う一進一退の攻防が予想される。 

12/2(土) 21:09配信 日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171202-00067837-nksports-socc

1年でJ1へ復帰するのは名古屋か、福岡か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00000003-pia-spo