韓国 薬物違反ロシアの運命は・・・不参加なら大会に大打撃

冬季スポーツの強豪国ロシアは果たして平昌五輪の舞台に立てるのだろうか。

国際オリンピック委員会IOC)は5日から3日間、スイス・ローザンヌで理事会を開き、
「国家ぐるみのドーピング」疑惑が持たれているロシアに対する懲戒レベルを決定する。

IOC理事会はIOCの重大懸案を話し合う機構で、トーマス・バッハ会長をはじめ16人で構成される。
IOC理事会で下される決定は総会での投票にかけられるが、結果が覆る可能性はほとんどないため、
ロシアの運命は事実上、今回の理事会で決まる。

一部では今回のIOC理事会でロシアの五輪出場禁止という初の重懲戒が下されるとの見方もある。
昨年のリオ夏季五輪の際にはロシアへの懲戒が手ぬるいとの批判が出たため、今回IOCは強硬措置を取るのではないかというわけだ。

リオ五輪の際、IOCはロシアの全面出場禁止を検討したものの、最終的には各競技の国際連盟に全ての判断をゆだねた。
結局ロシアはリオ五輪で陸上・重量挙げだけが出場禁止の懲戒処分を受け、それ以外の種目の選手たちは出場した。
バッハ会長は自国ドイツのメディアから「プーチンのプードル」と揶揄された。

IOCはこれを意識したのか、ソチ五輪で薬物不正が明らかになったロシア選手のメダル11個を剥奪するなど、
最近相次いで懲戒処分を発表し、ロシアに圧力をかけている。しかしロシアの全面的な出場禁止はIOCにとっても大きな痛手だ。

冬季スポーツに占めるロシアの存在の大きさを無視することはできないからだ。

ロシアが不参加となれば、平昌にとっても大きな悪材料だ。すでに北米アイスホッケーリーグ(NHL)の選手らが平昌五輪への不参加を決めている状況で、
冬季五輪のほとんどの種目に強いロシアまでもが出場しないとなれば、平昌五輪は低レベルの物足りない五輪という不名誉な見方をされる恐れがある。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/12/03/2017120301667.html