岩手おおつち鮭まつり 5000人が初冬の風物詩を堪能

つかみどりで大きなサケを捕まえて笑顔の佐々木光琉さん(中央)=岩手県大槌町の町魚市場で2017年12月3日
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/12/04/20171204k0000m040073000p/9.jpg?1

塩をまぶして干した新巻きサケの発祥の地とされる岩手県大槌町で3日、2年ぶりに「おおつち鮭(さけ)まつり」が開かれ、約5000人が初冬の風物詩を堪能した。昨年はサケの不漁で中止となっていた。

大槌町のサケの水揚げは今季も不漁が続き、昨年より7%増えただけ。しかし、今年は江戸時代に新巻きサケを開発した地元の城主、大槌孫八郎政貞の没後400年に当たるため、開催に踏み切った。

つかみどりに挑戦した同県遠野市の小学5年、佐々木光琉(ひかる)さん(11)は「新巻きサケを家族みんなで食べたい」と、不漁を吹き飛ばすように一抱えもあるサケを捕まえた。【中尾卓英】

配信2017年12月3日 23時20分(最終更新 12月3日 23時29分)
毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20171204/k00/00m/040/072000c