奈良邪馬台国の有力候補地「纒向遺跡」整備費 「クラウドファンディング」で資金募る★3

大型建物跡が見つかった場所。案内板があるだけで、埋め戻されて草が生い茂っている(桜井市で)
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大型建物跡が見つかった当時、並べられた柱列。計画では、木の柱を立ててイメージしやすくする(2009年11月)=桜井市教委提供
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 ◇900万円目標 62本の宮殿柱跡に丸太

 邪馬台国の有力候補地として知られる桜井市纒向遺跡の整備費を、市教育委員会は30日、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング」で集めると発表した。「卑弥呼の宮殿」との説もある大型建物跡が確認されたが、現在は草原となっており、観光客から「どこが遺跡か分からない」などと指摘されていたという。市教委は12月中に建物跡に木の柱を並べる整備に着手する。(辰巳隆博)

 2009年の市教委の調査で、少なくとも4棟の建物が一列に並んでいたことが分かり、これまでに62本の柱跡が確認された。大規模な宮殿跡の可能性もあるとして、全国的に注目を集め、今も訪れる歴史ファンや観光客が多い。しかし調査後は埋め戻されており、「遺跡を実感できるように整備して」と求める声が相次いでいるという。

 そのため市教委は、建物跡が分かるように、来年2月末までに、柱跡に木の丸太を立てる整備事業を企画。桜井木材協同組合から木材を無償で提供してもらえることになり、約1200万円で整備できる見込みがついた。その4分の3にあたる900万円を目標に、12月1日から来年2月末まで資金を募る。

 市教委総務課は「纒向遺跡は非常に広大で、市の予算では整備に限界がある。財政的にも余裕がなく、少しでも力を貸してほしい」と寄付を呼びかけている。

 寄付は、ふるさと納税として受け付ける「ガバメントクラウドファンディング」の手法を活用。サイト「ふるさとチョイス」の専用ホームページ(https://www.furusato-tax.jp/gcf/)で、2000円から受け付ける。問い合わせは市教委総務課

 <纒向遺跡> 桜井市北部の東西2キロ、南北1.5キロに広がる大規模集落跡。初期ヤマト王権発祥の地とされる。3世紀初めに突如出現し、当時最大の集落遺跡とされ、日本最初の「都市」との見方もある。九州や関東など広い地域の土器が出土しており、周辺には箸墓(はしはか)古墳など初期の古墳が築かれた。

読売新聞 2017年12月01日
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