民進党・小西ひろゆき産経新聞に対して法的措置を検討する。「亡命する」は全くの事実無根、変な写真を使い印象操作

http://www.buzznews.jp/?p=2113323

民進党の小西ひろゆき参議院議員について報じた産経新聞に対して、12月3日の夜、小西議員が3つの点を挙げて「法的措置を検討する」と表明しています。

産経の記事は長崎県平戸市黒田成彦市長による朝日新聞購読中止に対し小西議員が「偏った情報収集は税金の使い方として不適切だ」などと批判するツイートを流した件(関連記事参照)について報じていたもの。

これについて小西議員は名前が3ヶ所間違っている、過去発言が事実無根である、変な写真による印象操作だ、の3点を挙げて「法的措置を検討する」としています。

小西「産経記事【平戸市長ツイッターに小西参院議員が乱入「行政権力による言論弾圧」】について①名前(洋之)が三箇所間違い、②「安倍政権が衆院選で勝利した場合は亡命する、と小西氏がツイッターに投稿」は全くの事実無根、③わざと変な写真を使い印象操作。③は再犯で②と共に法的措置を検討する。」

小西議員は別ツイートで「産経記事は私への意図的な攻撃で許されるものではない」と厳しく非難し「名前を間違え事実無根の記述をするなど、情けなさ過ぎる」と呆れる一方で「私はこういう仕打ちをうけても産経の現場記者の取材を受け続けている」と自賛。その上で「是非産経は私の(中略)学び、国民のため尽くして頂きたい」と余裕も窺わせています。

問題の記事は12月3日の朝に公開され、その後それぞれ修正が加えられたようですが、産経では「小西洋之」とすべきところ「小西弘之」としていました。また写真は小西議員が歩く姿を正面から写していた一枚。

そして小西議員が「事実無根」としている「亡命発言」について、産経では平戸市長による朝日購読中止を批判した小西議員へのネット上の反応を紹介する形でこのように表記していました。

産経「ツイッターには「亡命まだですか」(安倍政権が衆院選で勝利した場合は亡命する、と小西氏がツイッターに投稿したことを揶揄したものか)」

テロ等準備罪法案の審議に関連して4月に「共謀罪が成立すると本気で国外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」という形でTwitterに投稿されていた小西議員の発言を取り上げたと見られますが、「安倍政権が衆院選で勝利」した場合ではなく「共謀罪が成立」した場合という条件設定であったことに加え、「亡命する」と断言していたというわけではなく「亡命を考えなければならなくなると覚悟している」であったことから、こうした点が「事実無根」との指摘に繋がった可能性がありそうです。