インド誤診で新生児に死亡宣告、火葬に向かう途中で呼吸

誤診で新生児に死亡宣告、火葬に向かう途中で呼吸 インド
12/3(日) 15:53配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171203-35111322-cnn-int

ニューデリー(CNN) インドの首都ニューデリーの病院で医師が生まれたばかりの男児の死亡を告げたものの、遺族がその数時間後に火葬場へ向かっていた際、男児が呼吸するのを見付ける騒動がこのほどあった。

母親は双子を出産していたが、女児は死産。残る男児も存命が危ぶまれる状態と診断され、出産から2時間に死亡と判断されていた。

CNNの取材に応じた男児の祖父によると、両親らが病院から与えられて男児の「遺体」が入っていたポリエチレン製の袋の中でうごめくような気配に気付いたのは火葬場へ向かっている最中だった。

袋を開けると男児が呼吸するのを見付け、目を疑ったという。男児はその後、ニューデリーの養護施設内に運ばれ手当てを受けているが、家族は生存の可能性についての情報は得ていない。

祖父は男児を養護施設に移したことに触れ、死亡が宣告された「マックス・スーパー・スペシャリティー」病院に頼みたくはなかったと主張。
「そこの医師は信頼出来ない。我々を裏切った」と反発している。

これに対し同病院は存命の兆候がないとのスタッフの診断を受け、男児の遺体を引き渡したとの声明を発表。
「我々も驚いているし、今回のまれな事例を懸念している」とし、「詳しい調査が進む間、関与した医師の即座の休職処分が決まった」と説明した。

デリー首都圏政府の保健担当閣僚は今回の騒動は容認出来ないとして、調査を命じたことを明らかにした。同政府首相は不正行為が見付かった場合、最も厳しい措置を講じると述べた。