海外ダイビング中、サメに襲われ米女性死亡。中米コスタリカ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171203-00000010-jij_afp-int

中米コスタリカの太平洋側の島で今週、ダイビングをしていた米国人観光客の女性
(49)がイタチザメに襲われて死亡した。コスタリカの政府とメディアが明らかにした。

このサメの襲撃では米国人女性を含むグループを引率していたダイビングガイドの
コスタリカ人男性(26)も重傷を負った。

環境省の声明によると、この事件は11月30日、コスタリカ本土の500キロ沖に位置する
ココ島(Coco Island)で起きた。ココ島は国立公園に指定されている。

環境省は今回のサメの襲撃について「孤立した出来事」で、このような深刻な出来事が
起きたのは同島では初めてだと強調している。

コスタリカの日刊紙ナシオン(La Nacion)によると、ガイドの男性は水中でサメの接近に
気付き、追い払おうとした。

しかし男性が率いるグループが水面に出たとき、サメは米国人女性を襲い、両脚をかんだ。
ガイドの男性も片脚を負傷した。

公園管理人のほか、たまたま同じ海域でダイビングをしていた医師たちが駆け付け、
この医師らが女性の死亡を確認した。

負傷したガイドの男性は病院に搬送された。容態は安定しており意識もあるという。
男性はナシオンに対し、あのサメはメスだったと思うと語っている。

イタチザメは太平洋の島々の周辺海域でよく目撃される肉食魚で、若い個体の体には
暗い色のしま模様が見られる。他の多くの種類のサメと違って攻撃的で、サメによる
ヒト襲撃事件の大部分はイタチザメによるものとされる。

中米の小国コスタリカカリブ海(Caribbean Sea)と太平洋の両方に面しているのが自慢で、
観光業、特に近隣の米国からの観光客に大きく依存している。