宮城仙台市内で相次ぐごみ収集車火災 出火原因はライター 加熱式たばこ普及で廃棄?

ごみ収集車の火災が、仙台市内で相次いでいる。原因はいずれも大量に捨てられたライターだった。市は火を使わない加熱式たばこの普及が背景にあるとみて、注意を呼び掛けている。

 市環境局によると、ライターが原因のごみ収集車火災は2016年度に2件あり、本年度は既に3件に上る。焼けたごみ袋から約50個のライターが見つかるなど、大量の廃棄が目立つという。

 ごみ収集車の火災は12~15年度に計2件あったが、原因はともにライターではなかった。市環境局は「紙巻きたばこから加熱式たばこに切り替え、不要になったライターをまとめて捨てる人が最近増えているのではないか」と推測する。

 ライターにガスが残ったまま家庭ごみに出すと、収集車がごみ袋を圧縮する際、着火装置が押され、炎が他のごみに燃え移る恐れがある。

 市環境局はライターを捨てる場合、中のガスを使い切って水でぬらした上で、家庭ごみの指定袋に入れるよう注意を促している。

 加熱式たばこは臭いや煙が少ないため、一時は品薄状態が続くほどの人気を集めている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171203-00000003-khks-soci