http://www.asahi.com/articles/ASKC651YWKC6UTIL02T.html
民放各社が番組（コンテンツ）の輸出を増やしている。アニメや旅番組などのインターネット配信が急伸したうえ、海外への発信に力を入れる政府の助成金を利用した地方局の参加も増えている。インターネット広告に押され、ＣＭの売り上げが頭打ちになる中、民放各局の新たな収入源にもなりそうだ。
総務省によると、２０１５年度の放送コンテンツの輸出額は、前年比５８％増の２８９億円。アニメが２０４億円（同７４％増）と大幅に伸び、全体の約７割にものぼる。「ＮＡＲＵＴＯ」「遊戯王」といった人気番組に加え、「『妖怪アパートの幽雅な日常』などヤングアダルト向けアニメの配信が増えている」（住友商事メディア・エンターテインメント事業部）という。輸出先はアジアが中心で、インターネット配信権の販売額が急増し、テレビでの番組放映権の額に迫る勢いだ。
目立つのは、アニメに強いとされるテレビ東京だ。関係者によると、１６年度のテレビ東京のコンテンツの輸出額は前年度の２倍以上になったとみられる。０９年に米国の動画配信会社と、１１年には中国の配信業者とそれぞれ提携した。
地方局は、地域の特色をいかし…
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２０１６年に制作され、台湾、タイ、香港で放送された観光情報番組「ＧＥＮＫＩｆｕｌ！ ＫＹＵＳＨＵ」の一場面＝大分県別府市のＪＲ別府駅前、大分朝日放送提供
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