香川若者の献血離れが進んでいる★3

若者の献血離れが進んでいる。県赤十字血液センターによると、2016年度の県内献血者は3万6201人(前年度比2・5%減)で5年連続で減少、
特に10~30歳代は10年前の半数近くまで落ち込んだ。同センターは若い頃に献血の機会が少なくなったことが一因と分析し、
高校への献血バスの派遣や学生ボランティアによる啓発活動などで、若年層へのてこ入れを図っている。(伊藤孝則)

 同センターによると、県内の献血者数は1992年度の8万6128人をピークに減少傾向にある。

 16年度の県内献血者数を年齢別に見ると、16~19歳1748人(2006年度比34%減)、
20歳代5049人(同43%減)、30歳代6935人(同41%減)、
40歳代1万870人(同20%増)、50歳代8052人(同7%増)、60歳代3547人(同82%増)。
40歳代以上は増加する一方、30歳代以下で激減している。

 同センターは、若年層の減少は全国的な傾向で、原因として少子高齢化と、若い頃に献血の機会が減ったことを挙げる。

 献血は男女とも16歳から可能な「200ミリ・リットル」と、男性17歳以上、女性18歳以上から可能な「400ミリ・リットル」がある。
200ミリ・リットルは気軽に献血できるが、使い道は乳幼児の輸血などに限られる。複数の血液が混ざると、
発熱など副作用のリスクが高まるため、大人への輸血は400ミリ・リットルが推奨される。

 このため、県も09年度にそれまで可能だった献血バスでの200ミリ・リットルを廃止。それに伴い、高校などへの献血バスの配車も減ったという。

 同センター献血推進課の石井博喜さん(35)は「14年頃から献血バスを積極的に高校へ配車するようにしたが、
それ以前の5年間はあまり配車できず、若い世代にとって献血が身近なものでなくなってしまった可能性がある」と話す。

 同センターによると、若い頃に献血した人はその後も継続する傾向にあり、将来的に献血者数を押し上げるという。

 高松市丸亀町の献血ルーム「オリーブ」で献血していた大嶋純平さん(38)は「人助けになるという気持ちもあるが、
健康状態をチェックしてもらえることがありがたい」と話す。高校時代に友人と興味本位で200ミリ・リットル献血を初めて行い、
それ以来、献血への抵抗感がなくなったという。

 同センターは若年者の献血の機会を増やすため、高校の出前授業や文化祭に献血バスを配車するなどし、
昨年度は県内10校の高校や高専で計680人が献血した。09年度の360人の2倍近くになった。

 風邪の流行などで血液が不足する冬場に合わせ、オリーブでは11月中、スマートフォンでクーポンを提示した
献血者にオリジナルグッズをプレゼントし、クリスマスキャンペーン(12月21~25日)も行う。サンタクロースなどの
衣装を着た大学生らが献血を呼びかけ、献血者にはカップケーキを振る舞うという。

 県学生献血推進協議会副会長で香川大工学部3年、中津貴裕さん(20)は「このままだと献血を支える世代がいなくなってしまう。
若者に対し、同じ世代から献血への協力を呼びかけたい」と話す。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20171128-OYTNT50256.html
★1 2017/12/01(金) 13:58:05.72
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1512144987/