北海道道都発展の起点、赤れんがの八角塔 明治以来初の開放へ 新たな観光の目玉に[12/03]

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道庁赤れんが庁舎の八角塔前にあるバルコニー。普段は立ち入りできない(中本翔撮影)
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バルコニーからの眺望。赤れんがを中心に街が形づくられたことが分かる(中本翔撮影)


 道は、国の重要文化財・道庁赤れんが庁舎の改修に合わせ、中央にそびえる八角塔の内部や、正面の屋上バルコニーを一般開放する方針を固めた。
屋上の眺めから、赤れんがを起点に発展を続けた道都の歩みを体感してもらう狙い。
一般開放は同庁舎が完成した1888年(明治21年)以来とみられ、新たな観光の目玉になりそうだ。

 八角塔は1895年ごろ、構造が不安定として撤去されたが、1968年に北海道100年事業で復元された。
鉄骨造りで地上から塔の頂まで33メートル。内部は空洞で急な階段を上ると扉があり、幅2・4メートル、長さ10メートルのバルコニーに出られる。
関係者以外は入れない。

 赤れんが庁舎は雨漏りするなど老朽化し、耐震性に問題があるため、道は2019年度にも改修を始め、レストラン新設などで魅力向上を図る。
八角塔までの通路や屋外の柵などの安全性も確保する。

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道庁赤れんが八角塔を開放方針 明治以来 観光の目玉に
北海道新聞:2017/12/03 21:57 更新