立憲民主党・枝野幸男、憲法改正の国会発議について「全会一致が望ましい」 自民・長尾たかし議員「全体主義連想させる」

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立憲民主党枝野幸男代表が憲法改正の国会発議について「全会一致が望ましい」などと語ったと報じられている件で、自民党の長尾たかし衆議院議員が「全体主義を連想させる」と批判とも呆れとも取れる感想を述べています。

長尾議員は枝野代表の発言としてテレビが「改憲発議 全会一致が望ましい」と伝えていた記事を添付の上、皮肉を込めて「多様性を認めようという時代に、全会一致という全体主義を連想させるご発言、凄いですね」「『モリカケ』に明け暮れてどうかしてしまったのでしょうか??心から心配しております」と語っています。

枝野代表の発言はNHKが「9条改正反対 改憲発議なら全会一致を」、テレビ朝日改憲発議は『国会の全会一致で』」、産経ニュースでも「憲法改正の国会発議『全会一致になる努力を』」とそれぞれ伝えていました。NHKによると枝野代表は12月3日に長野市での会見においてこのように発言したとされています。

枝野「どうしても改正の発議をしたいのなら、国会で全会一致になるくらいの努力をすべきだ。その姿勢がない安倍政権は無責任だ」

しかし枝野代表は自身の発言について12月4日、Twitterで「全会一致が事実上不可能なのは前提」「賛成してもらう『努力』が重要と言ったもの」と説明、複数のメディア報道について「見出しと発言内容が違っています」「この見出しでは間違いなく誤解されます」と反発。

メディアの報道姿勢を批判する声も出てはいますが、枝野代表は12月3日にも「集団的自衛権行使容認を含む憲法改正私案を撤回した」と報じた新聞に対し「私のかつての私案は集団的自衛権の行使を容認していません」と反論、希望の党長島昭久政調会長から「説明する責任がある」と指摘されたばかりだけに(関連記事参照)、メディア報道を通じた意思伝達に課題とも言えそうです。