銀行スマホアプリで損保商品販売へ りそな 来年2月から

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12月4日 4時37分

金融大手の「りそなグループ」が、銀行業界で初めてスマートフォンのアプリを通じた損害保険商品の販売に乗り出すことがわかりました。歴史的な低金利の影響で各銀行が融資などで稼ぎにくくなる中、ITを活用した新たなサービスの開発が今後相次ぎそうです。

関係者によりますと、りそなは来年2月からスマートフォンのアプリを通じた損害保険商品の販売を始める方針を固めました。
取り扱うのは、自転車の事故に備えた損害賠償保険や海外旅行の際の傷害保険、ペットの医療費の保険など5種類です。

これらの保険は月々の保険料が数百円から数千円と比較的少額なうえ、販売量も多くないため銀行窓口での販売では採算をとるのが難しいということです。
一方、アプリによる販売はコストを抑えられ、利用者の同意のもとで口座の入出金の情報を分析することで個々のニーズに応じた保険商品を効果的に提案できるとしています。
アプリを通じた損害保険の販売は銀行業界では初めてだということです。

金融とITを融合させた「フィンテック」が広がる中、大手ではみずほ銀行が個人の信用度をAI=人工知能が判定して融資を行う新しいサービスをソフトバンクと共同でことし9月から始めています。

各銀行は歴史的な低金利の影響で本業の融資などで稼ぎにくくなっているだけに、新たな収益源にしようとITを活用した新たなサービスの開発は今後相次ぎそうです。