共産党参院選「あくまで相互推薦」 志位委員長、候補の一方的取り下げ否定

http://www.sankei.com/politics/news/171203/plt1712030001-n1.html

共産党は2日、第3回中央委員会総会を党本部で開いた。志位和夫委員長は幹部会報告で、次期参院選での野党共闘に関し「あくまで相互推薦、相互支援の共闘を目指す」と強調した。

 先の衆院選では、共産党が一方的に候補を取り下げて立憲民主党などとすみ分けるケースが目立ったが、志位氏は「本来、選挙協力は相互的なものだ。過去のような一方的な対応は行わない」と明言した。安全保障法制廃止のための連立政権「国民連合政府」構想についても「日本の政治を変えるにはこの道しかない」と重ねて主張した。

 衆院選での議席減に関しては「原因はわが党の力不足」と総括した。ただ、共産党の候補取り下げによって「共闘勢力」全体の議席は増えたとして「わが党の決断が貢献した」と訴えた。党勢拡大に向けてインターネットを活用したサポーター制度を導入する考えも示した。