大相撲<貴ノ岩>診断書なしで休場へ 春日野部長「何も聞いていない」

横綱日馬富士関による暴行で負傷し、大相撲冬巡業(3~17日)を休場する幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=が診断書を相撲協会に提出していないことが2日、分かった。暴行問題への対応で帯同しない貴乃花巡業部長(元横綱)の代理を務める春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が「2人が診断書を提出していない。貴ノ岩と(十両)大成道。貴ノ岩については何も聞いていない」と明かした。貴ノ岩サイドには、休場の説明も受けていないという。

 巡業の休場には、けがなど「正当」と判断される診断書が必要。師匠の貴乃花親方は九州場所の終盤に貴ノ岩の体調が悪化したと明かしていた。提出は巡業初日まで猶予が与えられ、内容が注目される。

 貴ノ岩は2種類の診断書を作成していた。1枚目は10月29日に鳥取県警に提出。2枚目は九州場所を休場するために作成し「右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」で全治2週間程度と記されていた。危機管理委員会が医師に作成根拠を確認すると、場所前の時点で相撲がとれる状態だったという事実が判明した。

 暴行問題を引きずっての巡業になり、春日野部長代理は「注目を集めているわけだから、私生活も含めてね。深夜(遊ぶの)はいただけない」と襟を正す姿勢を強調し、長崎・大村へ向けて福岡市内を出発した。

2017年12月3日 6時5分 スポーツ報知
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