http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171203/k10011245291000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
12月3日 22時10分
大きな釜で煮た大根を食べて新年の無病息災を祈願する、年末恒例の「大根炊き会(だいこんだきえ)」が奈良県の信貴山にある寺で行われました。
大根炊き会は、農家から大根が奉納されたのをきっかけに奈良県平群町の信貴山大本山千手院で行われるようになった年末の恒例行事で、大根を食べて新年の無病息災を祈願します。
境内では、厄よけや長寿を祈願する護摩がたかれる中、直径およそ1メートルの釜で輪切りの大根が炊き込まれました。炊きあがったおよそ3000人分の大根は祈とうを受けた人たちに次々と配られ、参拝者は冷え込みの中で湯気をあげる熱々の大根をおいしそうに味わっていました。
愛知県から来た70代の女性は「毎年来ていますがやわらかくておいしいです。来年も元気で過ごせるようお願いしました」と話していました。
大阪から夫婦で訪れた70代の女性は「夫とともに健康に過ごせるよう祈っています」と話していました。